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【Google Mapで上位に表示される!】MEO対策を自分でする方法

こんにちは。「田舎で生き残る!小規模事業者のためのお金をかけないWEBマーケティング入門」管理人の82chisaです。

「MEO対策」という言葉を聞いたことがありますか?
「MEO対策」とは、Google Mapで上位表示されるための対策です!

今、何かお店を探そうと思った時、ほとんどの人が Google Mapで検索しますよね。
この時、検索結果の上位に表示されれば、当然、お客さまに見てもらえる、お店に来てもらえる確率が高まります。

そしてこの対策、実は全部自分ですることができるんです。

この記事では、MEO対策を自分でするために必要な基本的な情報と、上位表示させるために実施していくべきことについて解説しています。

MEO対策とは?

「Googleビジネスプロフィール」への登録が必須

MEOは「Map Engine Optimization」の略称で、Google Mapユーザーがお店の名前などを検索した際に、自分の店舗やサービスが上位に表示されるようにするための戦略のことです。

検索結果に表示されるためにはまず「Googleビジネスプロフィール」に自分のお店を登録する必要があります。「Googleビジネスプロフィール」に登録されているお店がGoogle Mapの検索結果に表示される仕組みですので、まず真っ先に登録作業を行いましょう。

特に上位3位を「ローカルパック」といい、これに入ると、Googleの自然検索でも上位に表示されます。

 

Google Mapで検索した場合↓

Googleで検索した場合↓

※なお、MEOというのは日本の業者が作った名称で、本来は「ローカルSEO」が正しいようです。「SEO」はGoogle全般での検索結果上位への表示を目指す対策で、地域を特定した検索への対策と区別するために「ローカルSEO」の名がつけられました。日本では一般的に「MEO対策」と言われていますので、この記事では「MEO対策」と呼びます。

実店舗がある人は必ず対策しよう

みなさんおわかりのように、ある地域で何かお店を探す場合、多くの人がGoogle Mapで検索するため、Google Mapで上位表示されることは直接的に来店の確率を高めることになります。
地域の飲食店、小売店、美容院などのサービス業など、実際に店舗を持って営業している人は必ずMEO対策をしましょう。

MEO対策は自分でできる

MEO対策に必要なことは、技術的に難しいことはなく、すべて自分で実施することができます。Google全般での検索上位を目指す「SEO」に比べて難易度も低いので、やらない手はありません!MEO対策をしないとGoogle Mapで検索した人の選択肢に入らないことになりますので、この記事の手順に従って必ず実施しましょう。

ただし、対策をしたからすぐに常に表示されるわけではなく、中長期的な視点で取り組む必要があります。業者に代行して依頼することもできますが、業者によっては早く結果を出すためにヤラセなどの無理な施策を行なう場合があり、下手をするとGoogleからのお店の評価自体が下がってしまうので注意しましょう。

Google Mapでのランキングは何で決まるか

 

表示順位を決定する要素については、公式ページで公開されています。まずはこれをきちんと理解しましょう。

①関連性

関連性は、検索されたキーワードとGoogleビジネスプロフィールの内容が一致しているかどうかで判断されます。

例えば「美容室」というキーワードで検索された時に、あなたのお店の説明文や口コミに「美容室」という言葉や、「カット」「カラー」「エクステ」など関連性の高いキーワードが含まれていると、キーワードとの関連性が高いと判断されます。

Googleビジネスプロフィールの紹介文を登録する時や、投稿を追加する時に気を付けてみましょう。

②距離

検索をした人の位置と、お店の場所との物理的な距離で判断されます。ユーザーの近くにあるビジネスほど、優先的に表示されるようになっています。位置については対策することができませんが、正確な住所を登録しておくことが重要です。

③視認性の高さ

「視認性の高さ」とは「ビジネスがどれだけ広く知られているか」です。

自社のWEBサイトへのリンクや、紹介記事の多さ、お店のクチコミ数や評価が影響しますので、地道に評価を高めていく必要があります。
また、WEB検索結果での掲載順位も考慮に入れられるので、自社のWEBサイトのSEO(検索エンジン最適化)対策もしておくとよいです。

なお「オフラインでの情報も加味される」とのこと。有名な博物館やランドマークとなるホテル、有名ブランド店などは上位に表示されやすいようです。これについては直接的な対策は難しいかもしれませんが、WEBでの評価を高めていくことで多くの人に記憶されればオフラインの評価も上げることができますので、コツコツ頑張っていきましょう。

自分でできるMEO対策①基本編

Google Mapでのランキングを改善する方法については、公式ページに公開されています。こちらの内容は難しいことはないので、まずはこれらを確実に行いましょう。

①詳細なデータを入力する

お店の正確な住所、連絡先、営業時間、WEBサイトなど、Googleビジネスプロフィールで設定できる情報を最大限、詳しく入力します。この時に、お客さまが検索するであろうキーワードを意識して入れると、より関連性が高いお店だと判断されやすくなります。

また、住所や電話番号などの基本情報は、自社のWEBサイトや他のSNSに記載しているものと完全に一致するように注意しましょう。Googleが同じお店だと判断してくれて、これらの評価もMAPでの検索結果に反映してくれます。

②ビジネスのオーナー確認を行う

「オーナー確認」は、自分がGoogle Mapに掲載されている店舗のオーナーであることを証明するものです。
そもそもオーナー確認ができていないとGoogleビジネスプロフィールの編集ができませんし、完了すると信頼性が上がり、それだけで評価がプラスになるので必ず行いましょう。

手順は以下の通りです。

  1. Google Map上に掲載されている店舗をクリック
  2. 「ビジネスオーナーですか?」という項目から「管理を開始」を選択
  3. 「電話」「メール」「ハガキ」いずれかの方法で確認コードを取得し、自分がオーナーであることを証明

少しだけ面倒かもしれませんが、一度やればOKですので、時間をみてやってみてください。

③営業時間の情報を正確に保つ

営業時間や店休日が変わった場合には必ず情報を変更しておきましょう。
お客さまがGoogle Mapを見て来店したのに閉まっていた、などということがあると、クチコミの評価が下がったり評判が悪くなりますので、常に最新の情報を保ちましょう。営業時間の編集は「プロフィールを編集」から行うことができます。

④クチコミの管理と返信を行う

クチコミ数や評価はお店の直接的な評価につながるので、ほったらかさずにきちんとケアしましょう。リンクのQRコードを店頭に表示したり、プリントしたものをお客さまに渡してクチコミを促すのも重要です。

また書き込まれたクチコミには必ず返信しましょう。お客さまとのコミュニケーションを大事にしていることが伝わり、お店の信頼度を高めることができます。

⑤写真を追加する

検索結果に写真がたくさんあると、詳しく内容を見てもらいやすくなります。できるだけたくさんアップしましょう。

写真を撮る時には、お店を検索して探しているお客さまにとってどんな写真があったら参考になるか、魅力的に映るかを考えて用意しましょう。お店の内観や外観の写真だけでなく、飲食店ならメニューや料理、美容室なら仕上がりの写真や取り扱っている商品などの写真もあると、お客さまにとってわかりやすいですね。

写真の追加や削除も「プロフィールを編集」から行うことができますので、一度作ったものをほったらかしにせず、常にメンテナンスしておきましょう。

⑥店舗の商品を追加する

商品の価格や詳細も直接掲載することもできます。商品のページには販売サイトへのリンクや電話による問い合わせのボタンも設置する事ができるので、ぜひ登録しておきましょう。これも「プロフィールを編集」から行えます。

自分でできるMEO対策②応用編

ここからは応用編です。
地域内の競合よりも上位に表示されるようになるために、意識的に取り組んでみましょう。

①検索されているキーワードをリサーチする

地域や自分の業態に関連してよく検索されているキーワードをリサーチし、プロフィール設定や商品情報を掲載する際に意識的に入れ込みましょう。検索との「関連性」が評価されて、上位に表示されやすくなります。

ただし、上位表示を狙うあまり、無理に何度もキーワードを使用したりすると評価が下がりますので注意しましょう。あくまでもお客さまが情報にたどり着きやすく、読みやすい状態を心がけましょう。

キーワードのリサーチには「ラッコキーワード」や「Googleキーワードプランナー」などが使用できます。

②投稿機能を使って最新情報をこまめにアップする

実はGoogleビジネスプロフィールには、最新のお知らせなどを投稿できる機能があります。新しいキャンペーンやイベント、新メニューなどの情報を積極的に投稿していきましょう。

更新頻度が高いと、アクティブな店舗と判断されてGoogleの評価も高くなります。お客さまにとっても、常に最新情報が掲載されている店舗は信頼度が上がりますよね。

③キーワードや写真の入ったクチコミをもらう

クチコミにも、検索と一致しやすいキーワードや写真が入っていると評価が上がります。直接お願いするのはなかなか難しいかもしれませんが、「〇〇ランチフェア」や「初回エクステ半額キャンペーン」など、イベントを開催した際にイベントに合わせてクチコミを書いてもらうなどすると、評価につながるクチコミをもらいやすくなるかもしれません。お客さまとのコミュニケーションにうまく取り入れて工夫してみてください。

④WEBサイトのSEO対策をする

「SEO対策」は、Googleの通常検索で上位に表示されるための対策ですが、実はMEO対策とSEO対策には相互作用があります。Googleビジネスプロフィールに記載されている自社WEBサイトの評価が高ければ、MEOでも上位表示されやすくなるのです。余力があればぜひ、自社サイトのSEO対策も行いましょう。

また、X(旧Twitter)やインスタグラムなど、SNSでの投稿でお店の情報に言及されている数が多いと、それも評価につながると言われています。Google Map上の対策と並行してSNSでもお客さまへの情報提供や交流を行い、全体的な評価を高めていくようにしましょう。

⑤MEO対策の効果を検証する

MEO対策の効果は、Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」から確認できます。

具体的には

・プロフィールへのアクセス数
・電話・メッセージ・予約などのアクションの回数
・プロフィールからお店へのルート検索をしたユーザー数
・商品やメニューの閲覧数

などを見ることができます。

順位を上げるための対策をとった後にこれらを確認し、効果を検証しながら次の対策を考えていくことで、さらにMEO対策の効果を高めていくことができます。

まとめ

MEO対策でやるべきことは明確で、技術的な難しさはなく、全て自分で行うことができます。何よりもまず、Googleビジネスオーナーにきちんと情報を登録して、Googleに認識されることから始めましょう。

そして、毎日の営業をしながら、お客さまにとって魅力的な情報や便利な情報を、Googleビジネスオーナー、SNS、WEBサイトそれぞれで発信し、お客さまとコミュニケーションしていきましょう。そうすることで、多少時間はかかるかもしれませんが自然に評価は上がっていきます。

不特定多数の人にPRしなくてはならない大企業のSEOと違い、MEO対策の難易度は高くありませんので、誠実に運用して地域の中での存在感を高め、お客さまに選ばれるお店になりましょう!