小規模事業者がお金をかけずに商品やサービスをプロモーションするには、SNSは必須!
それはわかっているけど、結局どれを使えばいいの?
日本におけるSNS利用者数は、2022年時点でなんと約1億200万人!
ほとんど全員と言ってもいい数字です。
こんなプラットフォームで無料で宣伝できるなんて、小規模事業者が使わない手は無いですよね。
そうは言っても「たくさん種類があるのでどれをどう使ったらいいのかわからない!」という人も多いと思います。
この記事では、小規模事業者がマーケティングに使うべきSNSについて、日本国内での利用率とそれぞれの特徴を解説しています。
【利用率データ】
令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
LINE
LINEは、LINEヤフー株式会社が運営する日本のSNSです。
全年代の利用率は94%で、ほとんど全ての日本人が使っていると言えます!
10代から50代で90%以上、60代でも86%で、男女ともに利用しています。
・無料で通話やメッセージのやり取りができ、インフラとして広く定着している
・アクティブ率が高く、メッセージをすぐに閲覧してもらいやすい
・公式アカウントが無料で作れて、お客様とダイレクトにつながることができる
YouTube
YouTubeは、Google社が運営する世界最大の動画共有サービス。
日本の全年代の利用率は87.1%で、LINEに次いで日本で最も利用されているSNSです。
20代の利用率はなんと98%!10代から30代が90%以上で、40〜50代もほぼ90%、60代でも70%近い人が利用しています。
・全世代の利用率が高い
・視聴者の関心を引き付けることができれば動画を長い時間見てみてもらえて、エンゲージメントを高める効果が強い
・SEO対策で検索結果の上位表示を狙える
・再生回数が多ければ広告費で収益化できる
・最近は若者を中心にショート動画が多く利用されている
・コンテンツ制作の負荷は高め
Instagramは、アメリカのMetaが運営するSNSで、世界のユーザー数は約10億人。日本での全年代の利用率は約50%。10代・20代では70%以上が利用し50代でも40%を超える人が利用しています。男女比では男性が約40%、女性が約60%と、女性の利用率が高いです。
・写真や動画がメインで、女性や若い人に強い
・飲食やインテリアなど視覚的な魅力が高い業種に最適
・テキストによる情報提供も増えている
・買い物の手段としてInstagramを利用する若者が増えている
・ハッシュタグという共通ワード検索の機能があるので利用者にピンポイント
に届けやすい
Facebookは、Instagramも運営するMeta社による世界最大のSNS。海外ではアクティブユーザー数がTOPです。日本での全年代の利用率は約30%。30代が46.5%、40代で38.2%と、働き盛りの世代の利用率が高く、男女比は同じくらいです。
・実名での登録が原則なことからアカウントの信頼性が高く、ビジネスで利用されることが多い
・目的別のページやグループでターゲットと直接つながることができる
・若年層の利用が減少傾向。
・広告は細かいターゲティングが可能。
X(旧Twitter)
X(Twitter)は、世界での利用者数が3億人を超えるSNS。
全年代の利用率は約45%。利用率が一番高いのは20代で約80%。10代、30代は約55%、40代も約45%と、幅広い年代の方が利用しています。
・テキストでの投稿が主体でシンプルなSNS
・匿名で登録可能拡散性が高い
・情報の伝わるスピードが早く、ニュースやトレンドがすぐ反映される
・情報の寿命が短く、投稿の頻度が必要
・フォロワーが多くないとパワーを発揮しづらい
TikTok
TikTokは、中国のByteDance社が運営するショート動画に特化したSNS。
全年代の利用率は約30%。10代の利用率が最も高く66.4%、20代も47.9%ですが、30〜50代は20%代、60代では10%代と、若い人に強いメディアです。男女比で女性の方がやや利用率が高いです。
・ユーザーは若者が中心
・一本15秒程度の短尺動画・音楽やエフェクトが揃っていて、手軽に動画を投稿できる
・フォロワー数に関係なくすべての動画が一定のユーザーに閲覧される仕組みなので、バズりやすい
知っていたい、その他のSNS
ビジネス向けのプラットフォームで、専門職やB2Bビジネス向け。業界のニュース共有やネットワーキングに強い。
テーマごとに気に入った画像を保存する「ボード」を作り、他のユーザーとボードを通して交流することができる。
視覚的インスピレーションを求めるユーザー向けで、デザイン、DIY、レシピ、インテリアなどのカテゴリーで強みを発揮します。
Threads
Instagramと連動したテキストコミュニケーションがメインのSNS。
公開初日にダウンロード回数が3000万回を超えて、話題になりました。
X (旧Twitter)に対抗するためにリリースされたと言われていますが、2024年3月時点でダイレクトメッセージができない、検索ができない、広告やインサイト機能が無いなど、機能は限定的です。
特徴を知って使いこなそう
たくさんあるSNS。やみくもに使い始めてしまうと、運用が中途半端になりがちです。
それぞれの特徴を理解して、あなたの商品やサービスに合うものを選んでください!