こんにちは。「田舎で生き残る!小規模事業者のためのお金をかけないWEBマーケティング入門」管理人の82chisaです。
今日は、SNSで集客を頑張るみなさんに、インスタグラム検索でどうすれば上位に表示されるのか、その対策方法についてお伝えしていきます。インスタグラムは日本人の約50%が使用しており、10代から60代以上まで幅広い年齢層の方が使っているプラットフォームです。最近はお店などを探す際にGoogleではなくインスタグラムで検索する人も多くなっており、インスタグラムの上位表示対策は非常に重要です。
インスタグラムでの「検索」とは
まずインスタグラムでの「検索」について説明します。
インスタグラムの場合、コンテンツを表示させる画面にはさまざまな種類があり、「検索」はそのうちの一つです。その他の機能については、インスタグラムの「検索」以外のコンテンツ表示機能」で解説しています。ここではまず初めに、いわゆる「検索窓」を使った検索画面から見ていきます。
インスタグラムでの検索の方法
ユーザーがインスタグラムの検索窓を表示させる方法は以下の手順となっています。
- インスタグラムのアプリを立ち上げる(ホーム画面が表示される)
- 下部に表示されているタブの左から2番目の虫メガネのマークをタップする
- 上部に検索窓が表示される
インスタグラムでの検索結果の種類
インスタグラムの検索窓でキーワードを検索すると、結果画面が表示されます。これがメインの検索結果となりますが、検索結果には実はいくつかの種類があります。画面の上部にタブがあり、左から順番に
- おすすめ
- アカウント
- 音声
- タグ(ハッシュタグ)
- 場所
- リール動画
となっています。
最初に表示されている画面は「おすすめ」です。
その他のタブをタップすると、それぞれ検索ワードと関連性の高いものが表示されるようになっています。
このように、インスタグラムにはさまざまな検索結果の表示方法があり、また、キーワードとの合致率だけでなく、投稿の評価やアカウントそのものの評価も順位に影響します。
このため、全体として強いアカウントにするためには全方位的な対策が必要になりますが、まずは検索ワードやハッシュタグでの対策について見ていきましょう。
検索キーワードやハッシュタグによる上位表示対策3選
以下が、ユーザーが検索するキーワードに対応するための対策になります。検索結果のメインの「おすすめ」タブだけでなく、「アカウント」や「場所」のタブにも掲載されるよう、しっかり対策していきましょう。
①プロフィールにキーワードを含める
アカウントのプロフィール(「名前」および「自己紹介」)の中に検索されやすいキーワードを含めることで、そのワードが検索された時に投稿が表示されやすくなります。また、検索結果画面の「アカウント」タブでは検索ワードとの関連性が高いアカウントが表示されますので、自分のアカウントが表示されやすくなるためにも有効です。
例えばこんな感じです。
こんな風に自分のアカウントの特徴を示すワードをプロフィール内にきちんと入れておくと、検索結果に表示されやすくなるほか、ユーザーから「自分に必要な情報をくれるアカウントだ」と認識してもらうことができ、見てもらったり、フォローしてもらいやすくなります。
②投稿のキャプションにキーワードやハッシュタグを含める
インスタグラムでは投稿をする際に「キャプション」を書くことができます。いわゆる投稿についての説明ですね。この「キャプション」にユーザーが検索するであろうキーワードやハッシュタグを含めることで、検索結果の上位に表示されやすくなります。
例えばこんな感じです。
「レシピ」という言葉が自然に何度も登場していますね。
投稿に興味を持ってキャプションを読んでくれたユーザーにも、アカウントの特徴が伝わりやすくなりますので、適切なワードをしっかりと入れていきましょう。
※なお、キャプションはフィード投稿とリール動画につけることができますが、ストーリーズにはつけることができません。
ハッシュタグは多くつければいいというものではありません。
- ユーザーに検索されているタグであること
- 自分のアカウントや投稿内容とマッチしているタグであること
が重要です。
検索窓にハッシュタグを入れると、関連するタグと投稿件数が出てきますので、この中から自分に合ったタグを選んでつけるようにしましょう。
PCでインスタグラムにログインしてハッシュタグを検索すると、スマホアプリで見るよりも多くのタグの種類が表示されます。
③投稿に「場所」を追加する
投稿する時、最後の画面で「場所」を追加することができます。
インスタグラムの投稿にロケーション情報が含まれていると、ユーザーがいる位置に近い投稿や、アカウントが上位に表示されます。このため、地域で営業するお店などのアカウントをお持ちの方は「場所」を必ず追加するようにしましょう。
また、ユーザーが検索窓で検索をする場合も「カフェ 京都」のように地域名称をセットで検索することが多いので、プロフィールやキャプションに地域名称や地域名称のタグを入れておくことも重要です。その地域のサービスを提供しているアカウントだとインスタグラムに認識され、近い地域のユーザーに表示されやすくなります。
検索窓が表示される画面は「発見タブ」と呼ばれ、表示すると、ユーザーが検索をしなくてもおススメの投稿が表示されるようになっています。画面を開くことですぐに表示されるため、ここで目についた投稿はタップされやすいです。「発見タブ」で表示されやすくなるために重要な要素についてはインスタグラムのアルゴリズムの仕組みで解説しています。
アカウントや投稿そのものの評価をあげる上位表示対策5選
次に、アカウントや投稿そのものの評価をあげるための対策についてご紹介します。
インスタグラムは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」をミッションとしており、ユーザーのパーソナライズされた体験を重視しています。
このため、ユーザーがすでにフォローしているアカウントの投稿や、検索ワードに合致している投稿はもちろんのこと、フォローしていないアカウントでも、ユーザーが好みそうなものを積極的にリコメンドする機能が充実しています。
フォローしていないアカウントのリコメンドでは、アカウントそのものの評価が高いものが優先して表示されるため、評価を高めるような対策をすることが有効になります。
2024年5月に発表された最新のアルゴリズムでは、フォロワー数が少なくてもユーザーに有益とみなされる投稿はおすすめされることが発表されていますので、積極的に対策していきましょう。
下記が、アカウントや投稿そのものの評価を上げるための対策になります。
①投稿頻度を上げる
定期的に頻度高く投稿することで、インスタグラムのアルゴリズムがあなたのアカウントを活発なものと判断します。フィードやリールに加え、ストーリーズも日常的に発信していきましょう。
②アクションを促す
「いいね」やコメント、シェア、保存される数が多い投稿やアカウントは「人気がある」と見なされて評価が上がります。ユーザーが反応しやすいように、投稿内でシェアや保存のボタンの位置を指し示したり、「共感した方はコメントで❤️を押してください」のように、気軽にコメント送信できるような呼びかけをすることが有効です。
③滞在時間が長くなるようなコンテンツを作成する
ユーザーが投稿に長く滞在することで、興味を持たれているコンテンツとして評価が上がります。
フィード投稿では1回の投稿で画像を10枚までアップすることができます。枚数を多くしてページをめくってもらうことで、滞在時間を伸ばすことができます。
リール動画の場合には、動画が長いと感じると最後まで見ずに離脱されてしまうため、テンポよく、続きが見たくなるようなコンテンツにすることが重要です。また、リール動画はループ再生されますので、何度も見たくなるような内容にすることで視聴時間を伸ばすことができます。
④積極的に交流する
他のアカウントとの交流が活発なアカウントも評価が上がります。コメントには必ず返信したり、自分も他のアカウントにアクションをしたり、積極的にフォロワーと交流しましょう。ダイレクトメッセージでの交流も有効です。
ただし、交流を増やすために短時間の間に多数のアクションをしたりすると、スパムとみなされる場合があります。あくまで自然な交流を心がけましょう。
⑤コンテンツの質を上げる
テクニックとして上記のようなものがありますが、何よりも、投稿内容がユーザーに興味を持たれるもの、役に立つもの、楽しませるもの、共感されるものであることが重要です。ユーザーにとって価値ある投稿はどんなものか、研究しながら少しずつ改善していきましょう。
「プロアカウント」にすると、その投稿が表示された回数や、その投稿を見たアカウントの数、プロフィールが見られた数、どこから流入したかなどを数字で分析することができます。無料ですぐに変更することができますので、プロアカウントにしていない方はすぐに変更しましょう。
インスタグラムの「検索」以外のコンテンツ表示機能
ここでは、「検索」以外のコンテンツを表示機能の種類について解説します。
「検索」以外の場面でも上位表示されることで、ユーザーにコンテンツを見てもらう機会やフォローしてもらう機会が増えます。それぞれの機能をしっかり理解して、上位表示を狙っていきましょう。
インスタグラムのアプリを開くと、下部に5つのタブがあります。左から
- ホーム
- 発見(発見タブ)
- 新規投稿
- リール
- プロフィール
です。
検索窓は「発見」タブにありましたね。
ここではその他のタブについてご説明します。
タブ①ホーム
ユーザーがインスタグラムを開くと、まず最初に表示される画面です。ここで見ることができるコンテンツは「フィード」と「ストーリーズ」の2種類です。
フィード
ホーム画面に並ぶメインの投稿です。ユーザーがフォローしているアカウントによる投稿だけでなく、ユーザーが興味を持ちそうだとアルゴリズムが判断した投稿や広告も表示されます。
ストーリーズ
ホーム画面の上部に小さな円が並んで光っているのがストーリーズです。ストーリーズは「日常の出来事をシェアし、気になる人や興味があることをより近くに感じられる機能」と定義づけられており、投稿されてから24時間のみ、表示されます。フォローしているアカウントの投稿と、広告が表示されます(おすすめは表示されません)。
タブ②発見(発見タブ)
発見タブは「新しいことを見つけやすくする」ことが意図されており、グリッド上に多数のコンテンツが表示されます。ここには、インスタグラムが個々のユーザーにおススメする、まだフォローしていないアカウントのフィード投稿とリール動画および広告が並びます(一部、フォローしているアカウントが表示される場合もあります)。
タブ③リール
アプリの画面下部・右から2番目の「動画マーク」をタップすると表示されます。ここには「リール」として投稿された動画コンテンツが表示されます。このタブも発見タブと同様に、新しいものを発見しやすくすることが意図されており、フォローしていないアカウントのリール動画が多数表示されます。インスタグラムの公式発表によると、リールはエンターテイメントに力点を置いているとのことです。
以上のように、インスタグラムのコンテンツ表示画面にはさまざまな種類があります。
下記に特徴をまとめました。それぞれの特徴を理解して、上位表示対策をしていきましょう。
- フィード・ストーリーズ…ユーザーがもともと興味があるアカウントの投稿を見るためのコンテンツ表示機能(フィードはにアルゴリズムによるおすすめ投稿も表示される)。
- 発見…ユーザーが新しいコンテンツやクリエイターを発見するためのコンテンツ表示機能
- リール…ユーザーが動画を気軽に楽しむためのコンテンツ表示機能
インスタグラムのアルゴリズムの仕組み
最後に、インスタグラムが公式に発表しているアルゴリズムの仕組みについて、簡単にまとめます。
先に紹介したように、インスタグラムはユーザーがそれぞれの好きなものに触れて有意義な時間をインスタグラム内で過ごすことを重視しています。このため、検索結果やおススメを表示させるためのアルゴリズムも、非常に複雑になっています。
投稿内容や投稿者の情報、ユーザーの好みに関する情報など、アカウントや投稿のランク付けに利用される情報を「シグナル」と呼び、シグナルの種類はなんと数千に及ぶとのこと!
インスタグラムが公式に発表している、機能ごとに重視されるシグナルの例を簡単にまとめました。
①フィードの上位に表示されるためのシグナル
・そのユーザーがどんな投稿に「いいね!」、シェア、保存、コメントをしているか
・投稿そのものの人気度(「いいね!」、シェア、保存、コメントの数およびそれらの反応がどれだけ早く実行されたか)
・アカウントがユーザーの好みに合っているか
・ユーザーとやり取りがあるアカウントか
中でもフィードの場合、特に重視するユーザーのアクションは下記の5つとされています。
- 投稿を数秒見る
- コメントする
- 「いいね!」する
- シェアする
- 投稿者のプロフィール写真をタップする
すでに見たように、投稿の位置情報も参考にされます。
②ストーリーズの上位に表示されるためのシグナル
・そのユーザーがどのアカウントのストーリーズをよく閲覧しているか
・ストーリーズ投稿に反応(「いいね!」やDM返信など)をしているか
・ユーザーとの関係の近さ(やり取りの多さや友人・家族である可能性)
ストーリーズでは、ユーザーとアカウントとの交流や親密さがより重視されると言えます。
③発見タブの上位に表示されるためのシグナル
・投稿そのものの人気度(「いいね!」、コメント、シェア、保存の数。およびそれらの反応がどれだけ早く実行されたか)
・発見タブでのユーザーの「いいね!」、コメント、シェア、保存の傾向
・ユーザーとやり取りのあるアカウントか
・アカウントそのものの人気度(直近の数週間でほかの利用者がその投稿者にアクションを実行した回数など)
発見タブは、まだフォローしていない人のコンテンツをおすすめする機能であるため、ユーザーが過去にどんな投稿に反応しているかや、投稿やアカウントそのものの人気を示す指標の重要度が、フィードやストーリーズよりも高くなります。
④リールタブの上位に表示されるためのシグナル
リールタブも、新しいものを発見しやすくすることを意図した機能であるため、発見タブと近い内容になりますが、さらにユーザーが
・再シェアする可能性
・最後まで見る可能性
・「いいね!」する可能性
・音源ページに移動する可能性
が高いと予想されるものが上位に表示されます。
また、再生された動画について見る価値があったか、楽しかったかを尋ねる利用者アンケートも実施しており、その結果も反映されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
インスタグラムはたくさんの機能があり、アルゴリズムも複雑になっています。ただ、それらの全ては「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」というミッションに基づいており、ユーザーに興味を持たれる情報であれば、フォロワー数の多いアカウントでなくてもリーチする可能性が高いです。
ユーザーにとって有益なコンテンツを投稿し、積極的に交流していくことで、あなたのアカウントを適切なターゲットに届けていきましょう。
インスタグラムは、ユーザーに不快な思いをさせないための対策として「コミュニティガイドライン」「フィードとストーリーズでの表示順位が下げられるコンテンツに関するガイドライン」「おすすめに関するガイドライン」を設けています。これらに違反した投稿は表示が制限されたり、アカウントの使える機能が制限される場合がありますので、注意するようにしましょう。