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ランディングページ(LP)とは? 作成する目的やメリット、その特徴を解説

こんにちは。「田舎で生き残る!小規模事業者のためのお金をかけないWEBマーケティング入門」管理人の82chisaです。

今やWEBマーケティングの常識となっている「ランディングページ(LP)」。
「よく聞くけどつまり何なの?」という人も多いかもしれません。

今日はランディングページ(LP)について、通常のホームページ(WEBサイト)との違いや特徴、作成する目的とメリットをご紹介します。

ランディングページとは?

「ランディング」は「着地」「着陸」を意味する言葉です。なので、「ランディングページ(LP)」はもともとは、「サイトの訪問者が初めに見るページ」のことです。例えば、企業や店舗の名前を検索して、検索結果をクリックしてホームページのTOPページが表示されるような場合は、TOPページがランディングページということになります。

ただ、みなさんも経験があるかもしれませんが、検索結果からWEBサイトを訪問する際に、必ずしもTOPページから見るわけではないと思います。何か情報を検索して、それについて書かれている記事やコラムがあったとして、そのページを開いたなら、そこがランディングページとなるわけです。

ただ、現在は、特定の商品やキャンペーンをプロモーションする目的に特化したページが一般的にランディングページ(LP)と呼ばれています。以下に、その理由を解説します。

なぜランディングページ(LP)が重要?

広義では「ランディングページ(LP)」は「ユーザーが最初に見るページ」でしかないのですが、マーケティングにおいてはこの「最初に見るページ」を見た結果、ユーザーにどう行動してもらうかが重要です。

ホームページやWEBサイトのアクセス解析をすると、せっかく訪問してくれたユーザーが最初のページを見ただけで離脱する場合が多く、他のページを見てもらったり、長く滞在してもらうことはとても難しいのがよくわかります。訪問者はできるだけ早く目的を達成したいので、他のリンクやページをクリックしてもらうのはとてもハードルが高いことなのです。

このため、ユーザーが最初に訪れたページで全ての目的を達成できるようにすることで、企業側も目的を達成できるようにするという考え方で、ランディングページ(LP)が作られるようになりました。それができれば、ユーザーと企業側がWINWINになり、マーケティングの目標も達成できるというわけです。

このため、WEBマーケティングにおいては、特定の商品やサービスを購入してもらったり、メールマガジンに申し込んでもらったり、資料を請求してもらうという、直接的な目的に特化して設計するものがランディングページ(LP)と呼ばれています。

ランディングページ(LP)はホームページとどう違う?その特徴

ランディングページ(LP)は、具体的に普通のホームページやWEBサイトとどう違うのでしょう?ここでは、その違いや特徴について解説します。

一つの商品やキャンペーンに特化

ランディングページ(LP)は、訪問したユーザーに「購入」「メルマガ登録」「資料請求」「問い合わせ」など、目的とする一つの明確な行動をしてもらうために作成します。

このため、目的に関連する情報以外は一切載せず、ターゲットに特化した内容やデザインにするのが特徴です。

同じ企業のサイトでも、会社の公式サイトとは別にキャンペーンのページが設置されており、キャンペーンページと公式サイトが完全に切り離されているのを目にしたことがあると思います。それぞれ、異なる目的で作成しているために、このような作り方をするのですね。

縦に長いデザイン

LPは縦長の1ページで商品・サービスの紹介を完結させることが特徴です。あなたも、縦にすごく長く、スクロールするとどんどん下の方に情報がつながっているページに出会ったことがあるのではないでしょうか?

こうしたデザインにする理由は、欲しい情報を見るのにどこかをクリックする必要なく、流れるように必要な情報を提示することで、訪問者の離脱を防ぐことができるからです。商品やサービスの購入や申し込みをして欲しい場合、まさにセールストークの要領で、商品の魅力を伝え、行動を促す一連の流れをWEBページでスムーズに実現させることができます。

目を引く色や画像

ランディングページ(LP)は、訪問者に興味を持って読み進めてもらうために、目を引くカラー・デザインにする場合が多いです。最初のキャッチコピーや、訪問者の悩みに共感する表現、危機感を演出する表現、商品を購入することで実現できるメリットの訴求など、心に強く訴えかけるようなデザインを使用します。最終的な目的である注文や資料請求などの行動を促すボタンも大きく表示される場合が多いです。

リンクは原則、一つだけ

ランディングページ(LP)は、一つの商品やキャンペーンに絞った情報だけを表示するため、「申し込み」や「購入」「問い合わせ」など、目的を達成するためのリンク以外は原則として他のページへのリンクを置きません。こうすることで、訪問者の選択肢を少なくし、違う情報に注意をそらせることなく、決断に集中してもらいやすくしています。

ランディングページ(LP)を作成するメリット

目的の達成がしやすい(コンバージョン率が上がる)

特定の目的を達成しやすいのがランディングページ(LP)の最大のメリットです。

公式サイトや販売サイトには総合的な情報を掲載するため、訪問者それぞれに目的が異なります。このため、サイト内での行動遷移が複雑になり、訪問者に特定の行動を促すのは難しいです。

これに対してランディングページ(LP)は、「申し込み」や「購入」「問い合わせ」など、特定のコンバージョン(CV)を得ることに特化して情報を集約するので、ターゲットのニーズに直接応えることでコンバージョンを得やすくなります。

ターゲットの精度を高くできる

広告や検索エンジンを通じてターゲットとなるユーザーを直接ランディングページ(LP)に誘導することで、効果的なアプローチでき、費用対効果が高くなります。

離脱者が少ない

下にスクロールするだけで全ての情報が見られるようにすること、途中にページを移動するリンクを設けないことで、訪問者が途中で離脱するのを防ぐことができます。一つのページであれば、流し読みでもとりあえず最後までスクロールする人が多いので、伝えたい内容を全て見てもらうことができます。

デザインの自由度が高い

通常のホームページやWEBサイトではサイドメニューや上部メニューなどを設置するため、レイアウトに制限が出ますが、ランディングページ(LP)では画面をいっぱいに広々活用することができます。
このため、大きな文字やカラフルなデザインで訪問者の目を引くデザインを作りやすいのです。

理想的な順番で情報を伝えることができる

通常のWEBサイト内では訪問者が情報を見る順番を誘導するのは難しいですが、ランディングページ(LP)は上から下にスクロールして見ることで、企業側が意図した通りの流れで情報を読んでもらうことができます。

例えば、ターゲットへの訴求効果が高い情報提供の構成としてQUESTが知られています。この構成を見ると「そういえばあのランディングページ(LP)はこういう順番になっていたな」と感じられるのではないでしょうか?

Q(Qualify):興味づけ(絞り込み・ターゲティング)
「こんなお悩みありませんか?」「○○がヤバい!」など、ターゲットの気持ちに刺さる表現で気を引く

U(Understand):理解・共感
「ダイエットが続かない」「白髪が増えてきた」など、ターゲットが直面している具体的な状況、悩みに共感する

E(Educate):教育・啓発
悩みを解決するための方法を提案し、なぜそれが効果があるのかを伝える

S(Stimulate):刺激・興奮
悩みを解決した状態を想像させ、行動を起こすためのモチベーションを喚起する

T(Transition):行動・変化
購入や申し込みなど、行動を促す

こうした構成で情報を読むと行動につながりやすいことは心理学でも研究されており、非常に効果的だと言えます。

効果測定がしやすい

ランディングページ(LP)は目的と構成がシンプルなので、効果測定と改善がしやすいです。Googleアナリティクスのような解析ツールを使用してユーザーの行動を分析し、思ったような効果が出ていない場合にはランディングページ(LP)を改善し、パフォーマンスを向上させることが可能です。

まとめ

以上のように、ランディングページ(LP)の作成にはメリットが大きいです!
無料でランディングページを作る方法についても、別の記事で解説していきますので、ぜひ活用してください。