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【お店のインスタグラムを始める前に!】努力を無駄にしないためのリサーチ術

こんにちは。「田舎で生き残る!小規模事業者のためのお金をかけないWEBマーケティング入門」管理人の82chisaです。

「インスタグラムでお店や事業のPRをしよう!」と思って一歩を踏み出そうとしているあなたに、ちょっとだけ聞いてもらいたいことがあります。

今やインスタグラムは、お店や事業の顔としてとても重要です。
ブランディングも、集客も、販売も、顧客対応も、やろうと思えば全てを行うことすらできる強力なツールです。

だからこそ、発信を始める前にきちんと準備をしてから始めることをおススメしたいのです。
インスタグラムは気軽にお店のことを発信できるツールですが、続けるのにはそれなりに手間がかかります。

一生懸命発信してるけど、なんだか伸びてる実感が無いんだよなあ。。。

せっかく日々の発信を頑張っているのにそんな風になったらもったいない!

なので今日は、始める前に取り組んで欲しいリサーチについてお伝えします。
これをやることで、あなたのアカウントの成功確率を高めることができるのです。

この記事では、インスタグラムでの発信の努力を無駄にしないために超・重要な「リサーチ」のやり方についてお伝えします。

成功確率を高めるためにリサーチをしよう

お店や事業を経営していると、さまざまな場面で決断を迫られることがあると思います。そんな時、あなたは何を判断基準にしていますか?

経験?勘?あるいは度胸?

たいていの人は、何かを決める時、こうした「自分の中にあるもの」を頼りに判断をしてしまいがちです。

もちろん、それでうまくいくこともあります。あなたはこれまでたくさんの努力と経験をしてきて、その中から多くのことを学んでいるでしょう。そこには、他の人は持っていない視点がたくさん含まれているはずです。

それでも、一人の人間が経験できることには限りがあります。

「自分の視点の外に、知らない世界はまだまだある。」

謙虚にそう思うことで、もっともっと視野を広げることができます。

でも、ほとんどの人はリサーチをしません。
自分の経験や勘の中だけにいる方が楽だからです。

でもそれは、ビジネスの落とし穴になります。

私はあなたに、そんな風になってほしくありません。
あなたがこれまでにたくさんの努力を積み重ねてきているからこそ、そのポテンシャルを最大限発揮して、成功してほしいのです。

リサーチをすることのメリットは

  1. 客観的な視点を持てる
  2. 市場の状況や変化を知ることができる
  3. チーム内で視点を揃えられる

 

です。
詳しく説明していきます。

リサーチのメリット①客観的な視点を持てる

自分の知識や経験をもとに「正しい」と思うことがあったとして、それは仮説にすぎません。仮説をもとに行動してみるまでは、正しかったのか間違っているのか、判断することはできません。

でも、実行する前にリサーチをすることによって、仮説を客観的な視点で見ることができます。自分の仮説に客観的な視点を加えて検証することで、成功確率を高めることができます。

検証した結果、仮説が正しいと思えば、そのまま進めばよいのです。
でももし、新たな視点が発見できたなら、それを活かして戦略を調整しましょう。

一見遠回りに見えて、それが成功への近道なのです。

リサーチのメリット②市場の状況や変化を知ることができる

もし最初の判断が正しかったとしても、市場というのは常に変化していきます。今は常識となっていることが、1年後には変わってしまうかもしれませんし、経験で得た成功法則が時代の変化によって通用しなくなってしまうことも珍しくありません。特に今は、変化がとても早くなっています。

リサーチをすることの二つ目のメリットは、市場全体の状況や変化を知ることができることです。

一度決めたやり方で走り出した後も、定期的にリサーチを続けることで、早く変化に気づいて対策をすることができます。

リサーチのメリット③チーム内で視点を揃えられる

あなたの知識や経験による判断軸は、あくまであなたの中にあるものです。どんなにそれが正しく思えたとしても、それを他の人に理解してもらうのは難しいものです。

あなたも、「伝えたはずがぜんぜん伝わっていなかった!」という経験をしたことがあるのではないでしょうか?

でも、状況を数字やグラフで見られるようにしたり、ポイントを整理した言葉で伝えることで、今の状況や、これからどこに向かうべきなのかを共有しやすくなり、判断基準の違いによるディスコミュニケーションが起こりにくくなります。

人それぞれ、見えているものが違うという前提に立って、チーム内の認識を揃えるためにも、リサーチはとても重要です。

運用を始める時のリサーチは3つの目的を意識!

「ひとくちにリサーチと言っても、何を調べればいいのかわからない」という人も多いと思います。ここでは、お店や事業のインスタグラムを始める時、一番最初にやってほしい2つのリサーチについてお伝えします。

目的をはっきり決めずに闇雲にリサーチを始めると、いつまでもリサーチが終わらなかったり、次から次へとアカウントを見ているうちに、結局何を知りたかったのかわからなくなったりします。

最も重要な以下の2つの目的を理解して、リサーチをしましょう。

リサーチの目的①市場の大きさを掴む

あなたの商品やサービスのターゲットはどんな人でしょうか?
そして、想定したターゲットに当てはまる人は、どのくらいいるでしょうか?

ビジネスをする時、市場規模を知ることは最重要です。

市場が小さ過ぎたら、どんなにいい商品を作ったとしても売上げを確保できないかもしれません。逆にすごく大きい市場では、競合の数が多過ぎたり、大手の競合がいて、自分の商品を選んでもらうのが難しいかもしれません。

自分がこれから商品を売ろうとしているジャンルにはどのくらいのニーズがあるのか、まずはその市場規模を知ることが重要です。また、現在の規模だけでなく、その市場に成長性があるかどうかも、見ておく必要があります。

リサーチの目的②競合を知る

市場があれば、必ず競合がいます。ビジネスチャンスがあるところには、必ず人が集まってきます。競合のことを知らなければ、戦略を立てることができません。

自分が発信しようとしているジャンル内、地域内にはどんな競合アカウントがあるのか、調べておきましょう。そして、人気があるアカウントはどんな戦略を取っているのか分析しましょう。なんとなく参考にするのではなく、ポイントをまとめてしっかりと言語化しておくことが重要です。

リサーチの目的③自社のポジションを決める

競合を分析することによって、自社の強みと弱みも知ることができます。その市場の中で自社はどのような価値を提供できるのか、どのような人にとって役に立つサービスを提供できるのか、深く考えて戦略を立てることによって、ただ発信するよりもはるかに戦いをしやすくすることができます。

リサーチの2つの種類

リサーチを始める前に知っておいてもらいたい基礎知識として、「定量調査」と「定性調査」があります。これは、どんなリサーチを行う場合にも共通の基本的な考え方です。2つの違いをしっかりと理解し、両方のリサーチを組み合わせることで、より確度の高い戦略を作ることができます。

リサーチの種類①定量調査

定量調査は、数値でデータを収集し、統計的な分析を行う手法です。

インスタグラムの場合には

  • ハッシュタグの規模
  • フォロワー数
  • 「いいね!」「コメント」「シェア」など、ユーザーの反応数

 

などが当てはまります。

これらを調べることで、自分が発信しようとするジャンルの市場規模や、競合のアカウントがどのくらいの効果を上げているのかを知ることができます。

リサーチの種類②定性調査

定性調査は、数値だけでは表現できない要素を分析する手法です。

インスタグラムの場合には

  • 伸びているアカウントの特徴
  • 伸びている投稿の特徴
  • コメントが活発な投稿の特徴や、読者がどんなコメントをしているか

 

などが当てはまります。

数字だけでは表せない内容についても、しっかりと調査・分析をすることが重要です。

リサーチの具体的なやり方

それでは、インスタグラムの発信を始める前には実際にどんなリサーチをすればいいのか、そのやり方についてご紹介します!

市場リサーチ

①ハッシュタグの規模を調べる

インスタグラムの検索窓にハッシュタグを入れると、関連するタグと投稿件数が出てきます。これで、インスタグラム内での市場規模を調べることができます。

スマートフォンからだと少ししか出てきませんが、パソコンでインスタグラムにログインしてハッシュタグを検索すると、スマホアプリで見るよりも多くのタグの種類が表示されます。

検索規模が大きいハッシュタグは、より多くの人に見てもらえる可能性がある一方、競合も多くなります。
検索規模が中規模のハッシュタグは、戦略次第で自分のアカウントを目立たせることができます。
検索規模が小さ過ぎたら、興味がある人が少ないことになり、発信してもあまり効果が得られないかもしれません。

ある程度の数があれば、そのジャンルには需要があるということになります。
自分のアカウントはどのジャンルで戦っていくのか、ハッシュタグのボリュームから決めていきましょう。

②市場の成長性を調べる

現在、検索規模が一定程度あるとしても、その需要が将来も続くとは限りません。あるいは、今はそんなに規模がなくても、これから伸びるジャンルである可能性もあります。

自分がチャレンジする市場の成長性を知っておくことで、発信する時の戦略の内容も変わってくるでしょう。場合によっては、提供する商品の見直しが必要になる可能性もありますので、基礎的な情報として調べておきましょう。

市場の成長性については、Google検索やChatGPTで行います。

Google検索では、公的な機関や企業の調査レポートを探し、参考になりそうなものをピックアップして目を通しておきましょう。

ChatGPTは、世界中のWEBにあるデータを参照して、あなたに必要な情報をレポートしてくれます。ChatGPTの「4」もしくは「4-o」であれば、適切なサイトを検索して、情報元を示した上でレポートをまとめてくれます。無料版でも、5時間あたり10件までであれば使用することができます。

③他のSNSでの需要を調べる

潜在的な市場の大きさや消費者ニーズを知るためには、インスタグラム以外のSNSについても調査しておくことが有効です。

X(Twitter)での関連コンテンツの投稿数や表示回数、Youtubeでの関連動画の再生回数などを調査し、どのようなものに需要があるのか、人気があるのかを理解しておきましょう。

競合リサーチ・ベンチマークリサーチ

①同じジャンルや地域内の競合アカウントをピックアップする

競合リサーチは、市場リサーチで特定したハッシュタグの検索結果から、競合となるアカウントをピックアップします。

②世界観が似ていたり、参考になるアカウントをピックアップする

競合だけでなく、地域が違ったりジャンルが少しズレていても、同じような商品やサービスを提供していて、フォロワーを多く獲得していたり、世界観や価値観が似ていると感じるアカウントをピックアップします。これが参考にするための「ベンチマーク」になります。

③競合リサーチ・ベンチマークリサーチで見るべきポイント

競合とベンチマークをピックアップしたら、下記の項目について書き出して整理しましょう。少し大変ですが、きちんと数字を記録したり、特徴を言語化して比較することで、自分が取るべき戦略が明確になってくるはずです。

  1. 発信軸・コンセプト
  2. ターゲット
  3. デザインの特徴
  4. 属人性の有無
  5. 「いいね!」の平均数
  6. フォロワー数
  7. 投稿数
  8. 投稿頻度
  9. フィード投稿とリールの割合、利用の仕方
  10. マネタイズの手段

 

数字で把握できるものは数字で(定量調査)、数字で把握できないものは要素を言語化してリサーチシートにまとめましょう。リサーチシートは、ExcelやGoogleスプレッドシートで作れば大丈夫です。最低でも10アカウント、理想は30アカウントほどピックアップして、まとめておきましょう。

深いリサーチをするために重要なこと

はじめにお伝えしたように、リサーチをしない人がほとんどです。なので、リサーチを実行するだけでも、他の多くのアカウントよりも優位に立つことができます。ただ、せっかく時間や労力をかけるなら、効果を最大化したいですよね。最後に、そのためのポイントをお伝えします。

リサーチの目的をしっかり意識する

今何を目的にリサーチしているのか? を明確にして始めましょう。そして、それを忘れないようにしましょう。
インスタグラムは見ていて楽しいコンテンツや興味深いコンテンツがたくさんあります。目的をきちんと意識しておかないと、ただコンテンツを眺めてどんどん時間が過ぎてしまうということにもなりかねませんので、注意しましょう。

手元にリサーチシートを用意し、時間を決めて行うと、目的からズレずにリサーチを進めやすくなります。

記録する&言語化する癖をつける

見たり聞いたりしたものは、その時は理解したつもりになっても、アウトプットしないままだと忘れてしまいます。参考になると思ったアカウントをフォローしたり、良いと思った投稿を保存するのももちろん良いのですが、それで終わらせてしまうと深い分析をすることはできません。リサーチ内容は必ず記録をつけ、分析した結果を言語化しましょう。

少し大変ですが、この作業をすることで、状況を明確に把握することができ、それにより、自分のアカウントの戦略も明確にすることができます。また、運用を始めた後も、投稿内容を改善したり、細かい戦略を試す場合の根拠を明確にすることができますし、実行した施策の効果を検証することができるようになります。

定期的にリサーチを続ける

この記事では、アカウントを作成する時にするべきリサーチについてお伝えしましたが、アカウントを作って運用を始めたらそれで終わりではなく、定期的にリサーチを続けましょう。自分のアカウントが伸び悩んだ場合、競合のアカウントと何が違うのかを分析したり、狙った結果が得られない場合には投稿の内容や頻度、作成方法を改善するなど、ブラッシュアプを繰り返すことで、目標の成果に近づくことができます。

「自分の視点の外に、知らない世界はまだまだある。」

このことを忘れずに、貪欲に結果を出すため、リサーチを味方につけてください!

まとめ

今日は、インスタグラムのアカウント運用を始める前に絶対にやるべき「リサーチ」についてお伝えしました。あなもリサーチをすることで、アカウントの効果を最大化し、努力を無駄にせず、結果につなげげていきましょう!