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【初心者向け!】インスタグラムの店舗(お店)アカウントの作り方 完全ガイド

こんにちは。「田舎で生き残る!小規模事業者のためのお金をかけないWEBマーケティング入門」管理人の82chisaです。

店舗(お店)は、ホームページを持たずにインスタグラムのみで発信をするところも増えました。インスタグラムは、無料でアカウントを作ることができ、写真や動画でお店や商品について視覚的に伝えることができますし、宣伝、情報発信、お客さまとのコミュニケーションと、幅広い目的に使えるとても便利なツールです。

この記事では、これからインスタグラムを始めようとしている方や、「すでにアカウントは持っているけれど自己流で詳しくわかっていない」という方向けに、アカウントの作り方、投稿の仕方、フォロワーを増やすための基本戦略、そしてアカウント運営のコツまで、わかりやすく解説します。

Contents
  1. インスタグラム店舗(お店)アカウントの魅力とは?
  2. 店舗(お店)アカウントを作る前に準備しておくこと
  3. インスタグラム店舗(お店)アカウントの作成手順
  4. 店舗(お店)アカウント開設成功! インスタのコンテンツの種類を使い分けよう
  5. フォロワーを増やすための戦略
  6. 店舗(お店)アカウント運営のコツ
  7. インスタグラム店舗(お店)アカウントを活用して売上を上げよう

インスタグラム店舗(お店)アカウントの魅力とは?

インスタグラムは日本人の約半数が利用しており、10〜20代の利用率は7割、30代も6割を超え、60代でも2割の利用率と、幅広い年齢層の人が使っています。

「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」をミッションとしており、ユーザーの好みに合わせた投稿が表示される複雑なアルゴリズムを採用しているので、ターゲットに適切にリーチしやすく、また、フォロワーとのコミュニケーションがしやすくなるようさまざまな工夫がされています。さらに、無料のインサイト機能(分析機能)を利用して投稿の効果を測定すれば、投稿を改善してさらに効果を高めていくこともできます。

インスタグラムでの集客に成功し、大幅に売上が伸びることも珍しくありませんので、ぜひ積極的に活用していきましょう!

インサイト機能はプロアカウントでないと使えません。プロアカウントは他にも、ビジネス情報を公開することができたり、広告配信やショッピング機能が使えるようになるなどさまざまなメリットがあります。プロアカウントへは無料で簡単に切り替えることができますので、店舗(お店)でアカウントを運用する際には必ずプロアカウントに切り替えましょう。

切り替えの方法はインスタグラム店舗(お店)アカウントの作成手順で解説しています。

店舗(お店)アカウントを作る前に準備しておくこと

まずはじめに、アカウントを作る前に準備しておくべきことについて解説します。スムーズに運用を始めるためにぜひチェックしてください。

プロフィール情報とアイコンを用意する

インスタグラムのプロフィール設定には

  1. ユーザーネーム
  2. 名前
  3. アイコン
  4. プロフィール

 

が必要になります。

入れる内容がけっこう多く、かつ、お店の顔となるプロフィールページに表示される情報なので、あらかじめ考えておきましょう。

①ユーザーネーム

「ユーザーネーム」はIDのようなもので、英数字で設定します(最大30字)。
他の人と同じものは使用できず、アカウントのURLにも使われます。あなたのアカウントを認識するものとして投稿やコメントなどあらゆる場面で使われますので、英数字であっても、覚えやすくわかりやすい名前にしましょう。

②名前

「名前」はプロフィール画面でアイコンの下に表示されるもので、日本語や絵文字も使用することができます(こちらも最大30字)。お店の場合は、店舗の名称をそのまま使うのが良いですが、さらに店名の後ろに「何を売っているお店なのか」を追記しておくと、初めて見たお客さまにもすぐに理解してもらえるのでおススメです。

③アイコン

「アイコン」は、ユーザーネームと同じく、プロフィール画面はもちろん、全ての投稿やコメント、アカウントの検索画面などでも表示されます。パッと見てすぐに「あのアカウントだ」とわかるような視認性の高いものにしましょう。まさに「お店の顔」で、あなたのアカウントを印象づけるものとなりますので、他のアカウントのものも参考にして、よく考えて作りましょう。また、コメントなどで小さく表示された時にも認識しやすいよう、細かすぎるデザインは避けましょう。

④プロフィール

「プロフィール」は、アカウントについての説明を150字以内で書くことができます。
プロフィール画面を表示した時には4行目までしか表示されず、5行目以降を読むには「続きを読む」をタップする必要があるので、改行位置も考え、重要な情報は4行目までに入れるようにしましょう。

参考にするアカウントをリサーチしておく

アカウントを作成する前に、参考にできるアカウントをリサーチしておきましょう。次の3種類を分けて探すとよいです。

①競合となるお店のアカウント

お客さまは地域内の競合店舗を比較検討してどこを利用するかを決めますので、自分のお店のアカウントを地域で一番のアカウントになることを目指しましょう。

②ジャンルが近くて人気があるアカウント

良いアカウントにするには、人気があるアカウントを真似するのが近道です。ジャンルが近いアカウントでフォロワー1万以上、少なくとも数千以上のアカウントを探し、参考になりそうなアカウントをピックアップしておきましょう。

フォロワー数が多いアカウントを探す時には、フォロー数とのバランスを見るようにしましょう。フォロワー数が多くてもフォロー数も同様に多い場合、フォロー返しによってフォローを増やしただけかもしれません。

③デザインや発信内容が参考になりそうなアカウント

インスタグラムはビジュアル要素による印象づけが非常に強いSNSです。ジャンルが違っても、デザインや世界観、発信内容が参考になりそうなアカウントがあれば、それもピックアップしておき、投稿を作る際の参考にしましょう。

投稿の内容と作成方法を考えておく

アカウントを作ったら、すぐに投稿を開始できるように、どんな内容を投稿するのかコンテンツを考えておきましょう。

インスタグラムでアカウントを作ると、アルゴリズムにより、地域が近い人や、個人アカウントで関係性の近い人などにすぐにおススメされます。そういった方に見てもらった時に投稿がされていないと、「このアカウントは動いていないな」と思われ、フォローをされないので、せっかくの機会を逃すことになってしまいます。

もちろん、やってみながら少しずつ内容を調整していけばいいのですが、最初にある程度投稿の方針を決めてシュミレーションしておくことで、スムーズに運用を始めることができます。可能であれば、最初の何回かの投稿は先に作っておくことをおススメします。

インスタグラム店舗(お店)アカウントの作成手順

準備ができたら、いよいよアカウントを作成しましょう。

①アカウントを作成する

  1. インスタグラムアプリをダウンロードします。
  2. メールアドレスまたは電話番号を入力し、ユーザーネームとパスワードを設定します。
  3. プロフィールに必要な情報を入力します。
  4. アイコン(プロフィール写真)を設定します。
すでに個人アカウントを持っている場合

すでに個人のアカウントを持っている場合、設定メニューから「アカウントを追加」をタップすることで、もう一つのアカウントを作ることができます。一人につき5つまでアカウントを作成することができ、ログインしたままの状態で切り替えることができます。

②プロアカウントに切り替える

先に紹介したように、プロアカウントにすることで、投稿のインサイト分析やショッピング機能の利用など、さまざまなメリットがあります。切り替えは設定メニューから簡単に行うことができます。

  1. プロフィール画面右上の3本線をタップする
  2. 「設定とアクティビティ」の画面から「アカウントの種類とツール」をタップする
  3. 「プロアカウントに切り替える」をタップする

 

店舗アカウントはどうやって管理する?

お店のアカウントは、店主のスマートフォンか、お店で持っているスマートフォンで作成する場合が多いと思います。スタッフに運用を任せる場合には、ログイン情報を教えて共同で管理することになるので、そのようにしても問題がないか確認しておきましょう。インスタグラムにはアカウントに他のユーザーを招待する機能はありませんので、何人かで管理する場合にはこの方法になります。ログインする人が複数いても問題ありませんが、同時に多人数でログインするとアカウントが停止される場合もありますので、同時ログインには注意するようにしましょう。

店舗(お店)アカウント開設成功! インスタのコンテンツの種類を使い分けよう

これであなたの店舗(お店)のアカウントを開設することに成功しました! 投稿を開始して、お店のファンを増やし、フォロワーと積極的に交流していきましょう。

インスタグラムには「フィード投稿」「リール動画」「ストーリーズ」の3種類のコンテンツ投稿方法があり、さらに「ストーリーズ」をまとめておける「ハイライト」の機能があります。インスタグラムでは、これらを目的を分けて使いこなすことが重要です。ここでは、それぞれの特徴について簡単にまとめます。

①フィード投稿

フィード投稿は、インスタグラムの基本のコンテンツです。フォロワーに表示されるのに加え、似ているアカウントや、同じジャンルに興味があるユーザーにもおススメされます。

フィード投稿はお店のプロフィール画面に並ぶものであり、フォローしてくれたユーザーのホーム画面にも表示されますので、お店のサービスや商品について伝える基本的なコンテンツを作成しましょう。

一度に10枚までの画像(動画も可)をアップすることができ、複数枚を投稿して見てくれた人の滞在時間が長くなった方が、アカウントの評価があがります。

フォロワーや、初めてアカウントを訪れてくれた人に、自分のお店を紹介するためのコンテンツとして、内容をしっかり考えて作成しましょう。

②リール動画

リール動画は、フォロワーに表示されるほか、フォロワー外にも広く拡散されます。
インスタグラムはリール動画の役割を「エンターテイメント」と位置付けており、ユーザーにインスタグラムで楽しい時間を過ごしてもらうことを目的としています。このため、人気のリール動画やユーザーの好みに合わせたリール動画のみを見られる専用のタブを用意しており、人気の投稿はさらに広く拡散されます。

リール動画は、フォロワー以外の人にも見られることを考慮し、自分のお店を全く知らない人が見た時に興味を持ってもらえるような構成を心がけましょう。

リール動画はトレンドに左右されるものでもあるので、アカウントを運用し始めて最初のうちはフィード投稿とストーリーズをコンスタントに投稿することに注力し、慣れてからリール動画の作成に着手してもよいかもしれません。

③ストーリーズ

ストーリーズは、フォロワーのみに表示され、24時間で消えます。
日常的に気軽に投稿し、フォローしているアカウントどうしで交流するためのコンテンツです。
ストーリーズを見たり交流することによって親密度が高まりますので、毎日投稿するようにしましょう。

④ハイライト

24時間で消えてしまうストーリーズを、カテゴリごとにまとめていつでも見られるようにすることができる機能です。

プロフィール画面に訪れてくれた人がお店の基本的な情報を知るのに有効な機能なため、アカウントを作ったら最初にここをある程度整えておくことが重要です。

  • 営業案内
  • メニュー
  • アクセス
  • お店の外観や内観

は必ずハイライトに置いておきましょう。

また、

  • お店のコンセプトや、お店を作った思い・ストーリー
  • お客様の口コミ

もここにまとめておくと、どんなお店かを知ってもらうのに参考になります。

投稿をする際には、ホーム画面の「+」マークをタップします。
次の画面で投稿するコンテンツの種類を選ぶことができます。

投稿画面から直接画像や動画を追加して、インスタグラムの機能で文字を追加したり画像を加工することもできますが、デザインアプリのCanvaであらかじめ作成しておく方法もおススメです。Canvaについては別の記事で解説予定です。

投稿の頻度について

投稿の頻度はできれば週3〜4回は確保しましょう。フォロワーの目に触れる回数が多いほほど、フォロワーへの印象が深まり、親近感を持ってもらうことができます。また、インスタグラムからも「活発なアカウント」と認識され、フォロワー以外のユーザーにもおススメとして表示されやすくなります。

ストーリーズは24時間で消えるので、毎日、できれば1日2〜3回の投稿がおススメです。
ストーリーズを投稿したアカウントは、フォロワーのホーム画面の上部にアイコンが表示されるので、ここに常に自分のアイコンが並ぶようにしておくと、フォロワーに目にしてもらう機会を多くすることができます。

フォロワーを増やすための戦略

インスタグラムは複雑なアルゴリズムによって、ユーザーが好むと思われる投稿を積極的におススメする仕組みになっています。

おススメされるためには、何について発信しているアカウントなのか、アルゴリズムが分かりやすいようにしておくことが重要です。また、お店を検索で探すユーザーも多いため、検索結果のできるだけ上位に表示されるためにも下記のような対策は必要です。

検索ワードやハッシュタグを意識する

お店の情報を必要とする人が検索をした時に自分のお店のアカウントが表示されやすいようにするには、検索ワードやハッシュタグを適切な場所に入れておくことが重要です。以下の内容を意識的に行いましょう。

①名前やプロフィールに検索ワードやハッシュタグを入れる

アカウントのプロフィール(「名前」および「自己紹介」)の中に検索されやすいキーワードを含めることで、そのワードが検索された時に投稿が表示されやすくなります。また、インスタグラムはアカウントの「ジャンル認定」をして、近いジャンルの投稿とともにおススメされるため、正しくジャンル認定されるためにもこれは有効です。

②投稿のキャプションにハッシュタグを入れる

投稿をする際に書くことができるキャプション(投稿についての説明)の中に、ユーザーが検索するであろうキーワードやハッシュタグを含めることで、検索結果の上位に表示されやすくなります。

③投稿に「場所」を追加する

インスタグラムの投稿にロケーション情報が含まれていると、ユーザーがいる位置に近い投稿やアカウントが上位に表示されます。このため、地域で営業するお店などのアカウントをお持ちの方は「場所」を必ず追加するようにしましょう。

また、ユーザーが検索窓で検索をする場合も「カフェ 京都」のように地域名称をセットで検索することが多いので、プロフィールやキャプションに地域名称や地域名称のタグを入れておくことも重要です。その地域のサービスを提供しているとインスタグラムに認識され、近い地域のユーザーに表示されやすくなります。

ハッシュタグの探し方

投稿数が少なかったり、検索されていないハッシュタグをつけても意味がありません。つけたいハッシュタグをインスタで検索すると、そのハッシュタグの投稿がどのくらいの数あるかを見ることができます。それなりの数があるものを選ぶようにしましょう。

エンゲージメントを高める

「エンゲージメントを高める」とは、「いいね!」やコメント、シェア、保存など、お客さまにさまざまなアクションしてもらうことにより、お店のアカウントとの信頼関係や親密さを高めることをいいます。

せっかくフォローしてもらっても、投稿がスルーされていたらフォロワーにとって有意義な発信ができていないことになります。このため、「いいね!」やコメントなどのやり取り、シェアや保存などのユーザーのアクションが多いアカウントが「ユーザーに信頼されている良いアカウント」だと認識され、表示回数が増えます。

コメントや質問に迅速に返信することも、お店とお客さまとの信頼関係を深めるだけでなく、フォロワーを増やすためにも有効だということを覚えておきましょう。

インサイト分析を活用する

プロアカウントでは、投稿のインサイト分析を行うことができます。

プロフィール画面から投稿をタップし、表紙の画像の下に表示されている「インサイトを見る」という文字をタップするとインサイト画面になります。

この画面では、その投稿がリーチしたアカウントの数とインプレッション(表示回数)、投稿への流入経路、エンゲージメントの内容(「いいね!」やコメントのほか保存数、シェア数)、プロフィールへのアクセス数と、プロフィールからフォローされた数を見ることができます。また、リーチしたアカウントやアクションを実行したアカウントの内訳(フォロワーが何%でそれ以外が何%か)を見ることで、投稿がどのくらい拡散されたかもわかります。

これを活用することで、どんな投稿が拡散されやすいのか、どんな投稿にユーザーが多くアクションするのか、どんな投稿からフォローが増えるのかなどが分析できますので、投稿の改善に役立てましょう。

インサイトの詳しい使い方については、また別の記事で解説予定です!

以上のように、フォロワーを増やすための対策はとても幅広いです。投稿のペースに慣れてきたら、ハッシュタグ検索やインサイト分析をしながら少しずつ対策をして、アカウントを最大限活用していきましょう。

 

こちらの記事で、インスタグラムで上位表示されるための対策をさらに詳しくご紹介しています🔽
インスタで検索上位に表示されるには?【アルゴリズムも解説】

店舗(お店)アカウント運営のコツ

計画的に投稿する

店舗(お店)のアカウントは、継続的に投稿し続けることが重要です。
投稿予定カレンダーを作成し、週単位や月単位で投稿の計画を立てて、計画通りに実行できたかチェックしましょう。使用する写真や動画は日々の営業の中で撮影し、多めにストックしておくことで、投稿を作成する際に困らなくなります。キャプションに記載するお店の説明やハッシュタグは、いつでもコピー&ペーストできる場所に置いておきましょう。

イメージに一貫性を持たせる

アカウントの投稿内容やデザインに一貫したイメージを持たせることにより、お店のブランドイメージを定着させることができます。使用する色やイラスト、フォント、写真のアングルやトーンなど、一定のルールやガイドラインを設けて投稿を作成するようにしましょう。プロフィール画面を見た時に、デザインが統一されて綺麗に整っていることで良い印象を与えることができます。投稿する人が変わった時にも引き継ぎやすくなります。

店主、スタッフの役割分担を決めておく

運用を続けていく上では、誰が何をするのか、手順と役割を明確にしておくことが重要です。

  • 投稿テーマはいつ、誰が決めるのか
  • 写真や動画などの素材はいつ、誰が、どうやって集めるのか
  • 説明テキストやキャプションはいつ、誰が書いて、どこに置いておくのか
  • 投稿は誰が、いつ、どのタイミングで行うのか
  • コメントなどへの返信は誰がするのか

など、「あの人がやると思っていた」「言われていないのでやらなかった」ということが起こらないように、あらかじめ決めて共有しておきましょう。インスタグラムの運用に関わるスタッフと定期的なミーティングを行い、進捗状況や改善点を共有することも重要です。

インスタグラム店舗(お店)アカウントを活用して売上を上げよう

インスタグラムは写真や動画のコンテンツを誰でも簡単に投稿することができるプラットフォームであり、店舗(お店)を運営する際には欠かせないものとなっています。最初は機能を複雑に感じるかもしれませんが、さまざまなコンテンツをユーザーに楽しんでもらって滞在時間を長くするように工夫が重ねられています。また、プロアカウントにすると投稿のインサイト分析や広告出稿、ショップ機能ができるなど、さまざまなメリットがあります。

このガイドを見ながら店舗(お店)のアカウントを作成し、修正しながら丁寧に投稿を続けて、フォロワー数、そして売上を伸ばしていきましょう!